とんかつ専門店
平成6年(1994年)山王店を開店以来、多くのみなさまに秋田を代表するとんかつ店として支持される「とんかつ藤よし」。深い旨みとほどよい噛み心地の良質豚肉を、門外不出の配合をした衣に包み、食べ頃の食感に揚げるとんかつは、三〇年近く磨き上げた老舗の味です。
食肉産業展グランドチャンピオン
食肉産業展2013「銘柄食肉好感度コンテスト」で過去10年間のチャンピオンの中で最高の地位となった藤よし特選「米の娘ぶた」。その美味しさの秘密は、飼料の地元産の米とホエー(乳清)。ホエーとは、牛乳を原材料にチーズを作るとき、固めた後にチーズとは別に残る白い液体で、乳酸菌や乳糖など、牛乳から乳脂肪分やある種のたんぱく質が除かれ、脂質が低く、栄養もたっぷり含まれたもので、この飼料で育った藤よし特選「米の娘ぶた」は、病気になりにくく健康的で、肉質はプルプルでやわらかく、あっさりした甘み、特に白身(脂質)の甘みが際立った上質の豚肉となります。
時間と手間暇をかけ旨味を最大限に引き出す。
「米の娘ぶた」は熟成させることでもっと美味しくなるのでは!と、20年以上の経験を持つ豚肉職人が磨きあげた味覚をもとに、徹底的な衛生管理をし、試験を何回も何日も繰り返し、もっとも味に深みが増し、とんかつに適した食べ頃の熟成期間を「18日間」に設定しました。
肉の酵素の働きでアミノ酸に変える。
藤よしではウェットエイジング製法により低温の特別な方法で18日前後熟成させ、さらに肉本来のうまさを引き出します。素材の良さ、熟練の職人技、そしてゆっくりとした時間が至福の味に育てます。熟成させた肉は適度な弾力を持ちながらもやわらかく、熟成によりやや脂の融点が低くなり、口に含むとスッと溶けるような感じで口当たりは軽く、コクがあるのに、さっぱりとした味わいで、とんかつにもっとも適した豚肉となります。
藤よしのご飯
お米マイスターが選んだホタルが生息する田んぼから
「お米マイスター」が選んだ100%秋田県産「あきたこまち」を使用し、玄米の管理、粒大、田んぼの水質などにもこだわり、特にキレイな水にしか生息しないホタルがいるかを現地に行き確認しています。また、水分が多く含まれる玄米を使い、あきたこまちの「粘り」「つや」「甘み」を最大限に引き出します。
毎日使用する分だけをその日の朝に精米し、季節や気温に合わせた水加減、浸水時間も吟味し、厚釜で、ふっくらし、弾力があるご飯に炊き上げます。
藤よしのキャベツ
季節によって産地を選びます
季節でその時期に一番おいしくなる全国の産地からキャベツを仕入れ、その日使用する量だけを毎朝、厚からず薄すぎない、ほどよい食感のサイズに千切りにしています。
キャベツには、胃腸の働きを良くしてくれるキャベジン(胃薬の名前にもなっていますが)という成分やビタミンUや、胃の粘膜の調子を整えてくれるビタミンCと油分の吸収を抑えてくれ食物繊維も豊富に含まれていて、とんかつにはかかせない野菜です。
定食の方は、食べ放題となっていますので、お気軽にスタッフにお声がけください。
藤よしのとんかつソース
フルーツたっぷりで、熟成まろやか
藤よしのソースは、数種類のフルーツと、10種類以上のスパイスをブレンドし、丸一日じっくり煮込み、さらに3日間低温で熟成させ、やさしい甘さと酸味が調和した、まろやかで芳醇な味わいに仕上げます。
果実の自然の甘みが引き立つフルーティーソース、辛さと旨味・酸味をバランスよく引き出したスパイシーソースの2種類。どちらもとんかつだけでなくご飯にも良く合うこだわりのオリジナルソースです。ソースの販売もしていますので、係員にお気軽にお申し付けください。
藤よしのみそ汁
手造りの味噌使用
藤よしでは、米・水・空気がきれいで昔から味噌造りが盛んな大仙地区の「伊富味噌醤油店」さんの味噌を使用しています。気温や湿度に気を配り、日々味噌と向きあいながら作られる良質な味噌がよりおいしくしてくれます。
藤よしのパン粉
新鮮卵と質の高い食パンを使用
とんかつの衣には新鮮な卵と、食パンの中心の柔らかい部分だけを贅沢に使ったパン粉。パンの香ばしさとサクッとした食感をお楽しみください。
藤よしの揚げ油
コーン油とパーム油をブレンド
コレステロールや便秘にも効果がある植物性ステロールが含まれているコーン油と、ビタミンE、カロテンを豊富に含んでいてお肌のケア効果があるパーム油をブレンドしたオリジナル揚げ油を使用。藤よしのとんかつが、ボリュームのわりには食感が軽く胃もたれしにくいのは、創業以来油の特性を研究し、気温や湿度にあわせ配合を変えるブレンド技術があるからです。